「Apple Watch 3」、使って分かった真の価値 「未来のモバイル」を体験できる!

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チルデンパークのトレイルを、iPhoneなしでジョギングしてみた。新しい文字盤「エクスプローラー」には、電波強度の表示が用意されている(筆者撮影)

Apple Watch Series 3だけを身に着けて、毎日のルーチンになっている30分のウォーキングに出かけてみた。Apple Watchでは自分の電話番号での待ち受けが可能であるため、ウォーキングの帰りに家族にスーパーでの買い物を電話で頼まれても、きちんと応えることができる。

またApple Watch Series 3では、GPSに加えて気圧高度計を内蔵したため、Apple Watch単体でもエクササイズ中にどれだけの標高を上ったか、という獲得高度や階段を上った階数を計測することができるようになった。

Apple Watch Series 3での通話は、スピーカーでの相手の音声の聞き取りやすさと同時に、相手に届く声もよりクリアになった。今まではApple Watchを耳元に近づけて通話していたが、音質が向上し、その必要がなくなった。買い物の依頼がiMessageであっても、きちんと受け取ることができた。返信も音声入力で対応できる。

iPhoneなしでもSiriがしゃべるように

また、セルラー通信の恩恵を最も受けるのはSiriだ。

iPhoneでの通信が確保されていなければSiriや音声入力が利用できなかったが、これもセルラー通信によって改善された。

Apple Watch Series 3では、iPhoneが手元になくても、Siriに「ウォーキングを開始」「20分のタイマーをセット」と告げて、その機能を呼び出すことができ、いつでもそばにいるアシスタントへと昇格した。Apple Watch経由でのSiri利用が多い筆者にとっては、非常にありがたい進化だ。
また、これまでのApple WatchでのSiriは、画面の文字による情報表示やフィードバックに限られてきたが、Apple Watch Series 3ではついに、音声のフィードバックも追加された。

たとえば、Siriで「3分のタイマー」と話して、すぐにApple Watchから目を離しても、「3分にセットしました」と声での反応があるため、タイマーがきちんとセットされたかどうかがわかるようになった。iPhoneでのSiriの利用の体験により近くなっている。

そして気づいたことは、Siriや音声入力、アプリの起動を含むあらゆる動作が、非常に高速化していることだ。Apple Watch Series 3が搭載するS3プロセッサーは先代から70%高速化され、その恩恵を存分に受けることができる。

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