アイスデザート夏の陣、スタバが制する

日本独自の「フラペチーノ」投入、SNSも後押し

スターバックスが“デザート路線”の中で投入した「ストロベリー チーズケーキ フラペチーノ」は590円と単価も高い

「フラペチーノが爆発している」――。スターバックス コーヒージャパン(スタバ)の戦略・ファイナンス統括オフィサーを務める北川徹氏は、猛暑に襲われた今夏の戦略商品の売れ行きに驚きを隠さない。

冷たい飲料の売り上げが増える夏場。外食各社はコーヒーの商品力強化に続き、アイスやフロートなどのデザートを投入し、集客を図ってきた。

ファストフード各社、アイスデザートに力を注いだが…

8月までの店頭での売り上げ動向を見るかぎり、この夏は、氷菓飲料「フラペチーノ」を擁するスタバの圧勝。主力商品のラインナップが違うので単純な比較はできないが、スタバ以外の有力ファストフード各社は、新商品投入の甲斐もなく、8月の月次売上高が前年割れに沈んだもようだ。

ハンバーガー業界首位の日本マクドナルドは7月下旬、全国の「マクドナルド」店舗(一部を除く)でフレーバーシロップを炭酸水で割った「マックフィズ」(230円)と、その上にソフトクリームを乗せた「マックフロート」(290円)を発売した。マックフロート、マックフィズとも、それぞれマンゴーやメロン、ブルーベリーという3つのシロップをそろえ、全6種類を投入。6月からすでに販売している2品目を含め、この夏は8種類のアイスデザートを期間限定で販売したことになる。

同業界2位のモスフードサービスが展開する「モスバーガー」では、今年4月から「カップパティシエ」というデザートブランドを立ち上げ、シュークリームとシェイクを組み合わせた「シューポットシェイク」(380円)やレアチーズケーキ(300円)を投入。6月下旬からは、かき氷を使った「モスのフラペビーンズ」(360円)も販売している。

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