バーミヤンのような中華系だけでなく、いわゆるファミレスでもラーメンは定番メニューのひとつだ。全国に1300店超を展開する、すかいらーく系の「ガスト」。ここでは現在「1日分の野菜のベジ塩タンメン」「肉みそとサラダのピリ辛冷やしタンタン麺」を提供。女性向けのヘルシー志向メニューだ。
同じくすかいらーく系の「ジョナサン」(約300店)は「日替りヌードルランチ」を展開。担々麺や鶏白湯ラーメンなど日替わりで提供している。グランドメニューの中には本格的な酸辣湯麺もあり、こだわりのラインナップとなっている。セブン&アイ・ホールディングス系の「デニーズ」(約400店)では担々麺、醤油ラーメンを提供。鶏のから揚げ、ミニごはんのついたボリューム感たっぷりのメニューだ。
「異業種ラーメン戦争」が過熱
ファミレスだけでなく最近では、回転寿司チェーンもラーメンに力を入れている。「スシロー」(あきんどスシロー)をはじめ、「無添くら寿司」(くらコーポレーション)、「かっぱ寿司」(カッパ・クリエイトHD)、ゼンショーHD傘下の「はま寿司」といった大手チェーンが軒並みラーメンをサイドメニューに用意している。筆者が「はま寿司ラーメン、『2カ月で100万食』の裏側」(2017年2月11日配信)でも書いたように、はま寿司のラーメンは専門店顔負けの味だ。
バーミヤンのラーメン強化策は、中華系やラーメン専門系にとどまらず、ファミレス、回転寿司など有力外食チェーンが各業態を横断する集客の目玉としてラーメンというメニューの重要度が増し、外食チェーンの「異業種ラーメン戦争」が過熱していることも示唆しているようだ。
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