米トイザラス、破産申請含む選択肢を検討へ 1991年に茨城上陸した「黒船」も、今は昔

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 9月6日、米玩具小売り大手トイザラスは、破産申請や借り入れを含む経営再建策の選択肢を検討するため、法律事務所「カークランド・アンド・エリス」と契約した。事情に詳しい1人の関係者が明らかにした。写真はニューヨークの同社店舗。2015年撮影(2017年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米玩具小売り大手トイザラスは、破産申請や借り入れを含む経営再建策の選択肢を検討するため、法律事務所「カークランド・アンド・エリス」と契約した。事情に詳しい1人の関係者が明らかにした。

同社は先に、来年に返済期限を迎える約4億ドルを含む50億ドルの債務を整理するため、米投資銀行ラザードの協力を仰いだと発表していた。

同社は文書で、今月26日の第2・四半期決算発表の際に最新の債務整理計画を公表するとした。

「第1・四半期決算会見で説明した通り、トイザラスは18年期限の債務を整理するため複数の選択肢を検討しており、追加融資を獲得する可能性も含まれる」と説明した。

米CNBCは先に、トイザラスが債務整理のためカークランド・アンド・エリスと契約したと報じていた。同法律事務所の広報担当はコメントを控えた。

米国では、消費者がインターネット通販にシフトするなか、子供服のジンボリーや若者向けのアパレルチェーン、ルー21など小売企業10数社以上が今年、破産法適用を申請している。

格付け会社フィッチによると、トイザラスの債務の大半は不動産を担保としているため、借り換えが有力な選択肢となる可能性がある。保有不動産の価値は、査定時からほとんど変わっていないか改善しているが、トイザラスの財務状況が悪化していることが悪影響を及ぼす恐れもあるとした。

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