日本で「痴漢にされた」エリート外国人の末路

4年間乗車した通勤電車で起きた悲劇

警察は、通訳者を通じてマイケルさんの尋問を始めた。車内でどのような位置に立っていたのか、その場所にいるとき両手はどこにあったのか、などを、彼は極端なほどに詳しく説明しなければいけなかったという。そして警察は、マイケルさんのDNAを採取し、彼を告発した女性の衣服に付着したDNAと照合を行う、と話した。「この検査がウソをつくことはない」と警察は彼に告げたが、その後、この検査結果について話すことはなかった。

尋問は午前10時頃始まり、午後11時30分頃に終わった。警察は決して脅すことはなかったという。「ただ、とにかく13時間以上私を質問攻めにしました」とマイケルさん話す。

最初は「じきに出られる」と言った弁護士も…

この間、マイケルさんの上司は、マイケルさんと面会できるように求めたが、警察は明白な理由を告げずにこれを拒否した。マイケルさんは家族と会うことも許されなかったという。ただ、幸いなことに、彼は国際的な大企業に勤めていたため、会社の顧問を務める優秀な弁護士たちの助けを得ることができた。

午前0時半、マイケルさんは弁護士たちと面会。すると彼らは、「じきにここから出られる」とマイケルさんを安心させてくれた。が、実際のところ、マイケルさんはその後も、拘束されることになった。

彼は、ほかの容疑者2人と同じ留置所に入れられた。そこは、昼でも、夜でもつねに電灯がついていた。彼は畳のうえで、ほかの2人の被疑者に挟まれて、小さくなりながら朝を迎えた。シャワーを浴びられるのは5日に1回のようだった。

翌日、彼は検察庁に送られた。そこで彼は、ほかの容疑者約200人とともに1つの部屋で待たされた。ようやく担当の検察官と会ったとき、マイケルさんは自らの無実を主張し続けたが、その日も留置所に戻された。その後、弁護士たちと再び面会。が、弁護士たちに前日ほどの「自信」は見られなかったという。

ついに、弁護士との3度目の面会で、弁護士たちはマイケルさんに、やっていない痴漢について自白するようキッパリと要請した。

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