有名人がこぞって子育てする「ハワイ」の魅力 美しい自然に癒やされるだけではない

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こうした人脈を利用してハワイでビジネスをしている人がいれば、ハワイの製品やハワイで流行していることを国外で展開している人も少なくありません。たとえば、日本で大ブームを巻き起こしたパンケーキは、ハワイの人気パンケーキ屋を日本人が日本で展開しているものですし、毎年のように発売されるガイドブックの「旬ネタ」を提供しているのもハワイに住む日本の有名人です。

また、有名人ともなれば、ハワイに住んでいること自体が自身のブランド価値につながります。多くの日本人はハワイに対していいイメージを持っているので、たとえば、ハワイでの生活をインスタグラムなどSNSにアップすれば、それがイメージアップやメディアでの露出にもつながります。自身でライフスタイル・ブランドなどを展開している場合、ハワイでの生活が商品開発などにつながることもあるでしょう。

ハワイからステップアップする例も

さて、こうしてハワイに家族で移住してきた人たちが、その後どうするのか、疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

前述のとおり、ハワイは語学や生活習慣、民族性の面において、アメリカ進出の最初のステップとして、親にとっても、子どもにとっても解け込みやすい場所です。ただ、たとえばより教育水準の高い学校に進学を望む場合は、アメリカのほかの州や、他国に移住する人もいます。

ハワイが気に入ってそのまま生涯ハワイに住む人も大勢いますが、近年は物価が急速に上昇していることもあって、日本へ戻る人やより物価の安い国へ移っていく人も増えていると感じます。

物価だけで考えると、ハワイ移住は「高嶺の花」になりつつあります。しかし、時間的、そして精神的に余裕のある生活や、日本では得られないような体験や人脈を考えると、おカネには代えられない価値があると思います。また、有名人にとっては、家族と仕事のバランスが取れると同時に、自身のイメージアップやビジネスにもつながることを考えれば、今後移住する人が増えても不思議ではありません。

イゲット 千恵子 ハワイ教育移住コンサルタント

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Chieko Egged

1971年、神奈川県生まれ。 離婚後、難病の息子を抱えてハワイへ教育移住。国際再婚し、ハワイ在住歴14年。オーガニックスパ、ハワイブランド化粧品会社、美容スクール、通販サイト、コンサルティングの会社を経営。母、妻、経営者の目線で書く、ハワイ生活情報、社交界、ビジネスや教育などを書いたブログで人気を集める。著書に『経営者を育てるハワイの親 労働者を育てる日本の親』がある。

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