有名人がこぞって子育てする「ハワイ」の魅力 美しい自然に癒やされるだけではない

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日本の共働きと違うのは、父親の育児「参加率」でしょう。米国には残業をする習慣があまりないため、父親が子どもを学校に迎えに行くことは普通ですし、授業参観や親子面談でも父親の参加率は90%以上じゃないかと思うほど、子育てに積極的です。子どもの授業参観があれば、会社を堂々と休むことができますし、2週間夏休みを取ることも当たり前。家族との時間を大事にするハワイでは、そんなことでとがめられることなどないのです。

さて、父親が積極的にお迎えに行かざるを得ない理由の一つは、ハワイ州では子どもが12歳になるまで一人にしていはいけないという法律があるためです(この法律は、米国各州にありますが、年齢は州によって異なります)。

つまり、親は子どもが12歳になるまで学校や習い事、友達と遊ぶときまですべて送り迎えをしないといけないのです。子どもが多ければ行事も増えるので、当然、夫婦で協力しあって送り迎えをしなければなりません。

自身のビジネスにもつながる

私も子どもが12歳になるまであらゆる所へ送り迎えをしていて正直「タクシー運転手のようで面倒くさいな」と思うこともありましたが、今思うと、車の中での会話が親子の貴重な時間で、この時間こそが、親子の絆を深めるだけでなく、子どもと対話をする大事な時間だったのです。

「子どもと過ごす時間が短い」という問題は、日本では、有名人に限ったことではないでしょうが、ビジネスマン、有名人に限らず、ハワイに移住してきた男性の多くは、自然と家族と過ごす時間が増えるようです。普段は忙しい有名人にとって、家族とゆっくり過ごす時間ができるというのは、仕事への活力にもつながるのではないでしょうか。

4.「ハワイに住んでいること」がライフスタイル・ブランドになる

そもそも、家族でハワイに移住するとなると、それなりのおカネが必要になりますが(今の日本での生活水準を維持しようと思ったら、1.5倍~2倍の生活費が必要になります)、それでも「ハワイに住みたい」という人が後を絶たない理由の一つに、日本では会えないような人と世界中に人脈が築けるということがあります。「ハワイが好き」という共通点だけで、仲良くなれるというのは、先述のとおり、多民族が仲良く暮らしているという環境があるからこそ、です。

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