田園都市線に「座れる通勤ライナー」は必要だ 「時差Biz」臨時特急に見た着席列車の可能性

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「時差Bizライナー」に使われた東急電鉄の5000系(撮影:小佐野景寿)

溝の口駅を出ると、渋谷駅までノンストップであり、途中駅での乗降の喧騒から解放されただけで、快適であることを実感した。そして、立席の人たちからの圧迫感はほとんど感じない混雑度であった。

渋谷駅には6時43分定刻に到着し、大量の旅客が下車した。渋谷駅から押上駅までは半蔵門線内の各駅に停車し、永田町駅からは座席は選り取りみどりの状況となった。7時15分定刻に押上駅に到着後、折り返し7時21分発準急長津田行きとなった。この列車(列車番号:押上→渋谷B645K、渋谷→長津田081071)は通常は半蔵門駅始発であるが、「時差Bizライナー」運行時には押上駅→半蔵門駅間で延長運転された。

定期運行の可能性は?

さて、大きな注目を集めた「時差Bizライナー」であるが、ネットなどでは早くも有料座席列車としての定期運行を期待する声が上がっている。だが、東急広報部は「今後『時差Bizライナー』の定期化については、利用状況を踏まえて検討することになるが現在のところ未定。有料座席列車としての検討も現時点では行っていない」と説明する。また東京地下鉄(東京メトロ)広報部も「東急から有料座席列車運行の提案は寄せられておらず、当社としての運行可能性も現時点ではない」とし、東急と歩調を合わせている。

東急広報部によると、「時差Bizライナー」の乗車率は運行初日は90%であったが、その後伸長し、約100%で推移したという。「時差Bizライナー」に使用した5000系電車の10両編成時の定員は1498人であるから、ほぼ同じ人数が同列車を利用したことになる。

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