タツノコプロ展は「父子のおでかけ」に最適だ ヤッターマンを「体感」できる

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吉田すずか氏とアクビちゃん(筆者撮影)

また会場には、故・吉田竜夫の長女である吉田すずか氏の作品コーナーも設けられている。すずか氏は、タツノコプロにおいてはスーパーバイザーという立場で、2001年、2002年に2期放映された『よばれてとびでて!アクビちゃん』などのキャラクターデザインを手掛ける。ピンクを基調にしたイラストはポップでかわいらしく、10~20代の女性に人気がありそう。ソックスなどのキャラクターグッズも売れているそうだ。手塚治虫の『ブラックジャック』に登場する「ピノコ」は、手塚の娘さんがモデルであることは有名。同様に、アクビちゃんにもすずか氏の幼少時の姿が重ねられている。

「どうしてもすずかに似ちゃうんだよね、とよく言っていました。自分が描いている今のキャラクターはさらに似てきているかもしれません(笑)。お客様が真剣にタツノコプロの作品を見てくださっているのがうれしい。展示会を通して、若い人や子どもさんにタツノコプロの世界をもっと知ってもらえたらと思います」(コンテンツビジネス部 吉田すずか氏)

ヤッターマン「3人乗り自転車」の実物大模型も

3人乗り自転車の実物大模型(筆者撮影)

会場にはそのほか、『ヤッターマン(タイムボカンシリーズ)』に登場する「ヤッターワン」の巨大模型、悪者3人組ドロンボー一味が逃げるときに乗る3人乗り自転車の実物大模型、実写映画『ヤッターマン』でドロンジョ役の深田恭子氏が実際に着用したコスチュームなども展示。齋藤氏によるおもちゃのコレクションとともに、マニア魂をくすぐる企画となっている。なおコミュニケーションにおいてSNSによる画像発信が欠かせなくなっている世相を反映し、最近の展示会では写真撮影が許可されているものも多い。今回の展示会についても、会場内は全面的に撮影OKとなっており、フォトスポットもいくつか設けられている。

「くしゃみをするとハクション大魔王が出てくる」などのゲームコーナーも設置されている。親子連れはもちろん、カップルや友達など数人で訪れた客にとっては、楽しみながらタツノコ世界を体感できるのではないだろうか。

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