異色外食、ビュッフェで攻める

134業態操るクリエイトレストランツ社長に聞く

クリエイトレストランツが展開する自然食バイキング「はーべすと」の内観

株主向けという意味ではこの数年間、ちょっとさぼっていた。三菱商事と後藤国際商業研究所(後藤仁史会長の資産運用会社)、私の3者で、発行済み株式の80%を持っていたからだ。

外食企業の個人株主は、あの業態のファンだから、この店の優待がほしいから、と株を買うケースが多い。われわれはマルチブランドで展開しており、一つ一つのブランドでは有名な店がない。ただでさえ浮動株が少なく、個人株主の方から評価をいただくことができていなかった。

東証1部目指し、個人株主獲得へ配当・優待充実

2005年に東証マザーズに上場して以来、いつかは東証1部に上場しようと考えていた。筆頭株主の三菱商事もずっと株式を持っている方針ではなかった。誰かに売るぐらいなら、われわれ自らがという話になり、昨年8月にTOB(株式公開買い付け)で株式を買い取った。

すでに開示しているとおり、クリエイトレストランツは東証1部への上場を目指している。そのためには浮動株比率を上げる必要がある。そこで、三菱商事の持つ629万株を買い取り、150万株を残して自己株消却を行った。この(消却しなかった)150万株と後藤と私の持ち株の一部を7月に全株を売りに売り出した。

一方で、個人株主への還元策もずっと考えていた。前2013年2月期については、それまで三菱商事に払っていた配当をほかの株主に回すということで、1株当たり25円から48円へ増配した。株主優待についても、われわれはあちこちのショッピングセンターにいろんな業態の店があるため、優待券1つあれば多くの業態のレストランで使える可能性がある。増配や優待を発表してからは株価も反応した。評価されて喜ばしいと考えている。

――個人株主としては大株主に三菱商事がいるほうが安心だと思うのですが、いかがでしょうか。

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