ルネサス、鶴岡工場閉鎖は本当に妥当なのか “消えかけた"独立案が再浮上
そんな鶴岡工場の独立案や今回の大口案件に対して、ルネサスはなぜ冷淡なのか。
鶴岡工場はNEC系の流れをくむ
ルネサスは日立製作所、三菱電機の半導体を統合した会社とNECの半導体子会社が統合して誕生した会社だ。これまで社内のパワーバランスからの経営判断の遅れが指摘されてきた。現在は日立出身者が優位にあり、冷遇されているのがNEC出身者だ。そして鶴岡工場はNEC系。那珂工場は日立系の中核である。鶴丸社長、赤尾泰前社長も日立出身である。
もちろん、旧NECだからという理由だけで重要な判断を下すはずはないだろうが、もう少し冷静に判断したほうが、ルネサスにとっても、日本経済にとっても最終的にはプラスになるのではないか。
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