外国人が心底うらやむ「最強観光資源」とは?

日本は「最も稼げる武器」が宝の持ち腐れに

しかし、それは逆に言えば大きなチャンスです。日本の観光が「発展途上」だということは、これから戦後の高度経済成長のように多くの雇用が生まれ、さまざまな社会課題へまわすおカネも生まれる可能性があるということです。

日本最強の観光資源は「自然」

そのカギとなるのが、「自然」です。

実は「自然」は世界のなかで最も誘致能力が高い観光資源だといわれています。みなさんも海外を訪れて、ビーチやトレッキングなどで、その国の美しい自然を堪能されるのではないでしょうか。

「観光大国」というのは、自然・気候・文化・食という4条件を満たしているといわれています。この4つの順番は、単に偶然や語呂の良さではなく、観光誘致に力のある順番に並んでいるのです。

では、なぜ「自然」は集客力が高いのでしょうか。ここでは3つの観点からご説明しましょう。

1.「客層の幅」が広い

まず、「自然観光」は「文化観光」と比べて、「客層の幅」が広いという特徴があります。たとえば文化観光ですと、メインターゲットはやはり、ある程度年を重ねた、教養のある人が中心となります。

一方、「自然観光」は、スキーやスキューバダイビングに代表されるように、若い人も呼べます。「客の層」が圧倒的に広いのです。

2.長期滞在が期待できる

観光においては、ちょっと来てすぐに帰ってしまう人より、長く滞在してくれる人のほうがおカネをたくさん落としてくれるのは、言うまでもないでしょう。

文化財ですと「見て終わり」ですから、長くても半日程度しか滞在しませんが、自然観光は違います。トレッキングなどは丸1日かかりますし、スキーやスキューバダイビングなら、宿泊して何日も楽しむのが一般的です。

3.日本の自然は多様性に満ちている

日本に生まれ、日本に住んでいる人にとっては気づきにくい部分ですが、日本ほど「自然の多様性」に満ちている国は、世界を見わたしてもそれほど多くはありません

次ページ日本人だけが気づいていない「日本の自然」の多様性
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成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。