ゴールドマン、原油の鉄道輸送ブームに笑う シェールオイル開発の多大な恩恵

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USDグループは創業20年だが、注目を浴びたのはシェールオイルブームに乗ってエタノール輸送鉄道ターミナルに進出した最近のことだ。

ボーゲンCEOによると、USDが他の投資家の提案を断った後でゴールドマンが株式取得に乗り出した。当時USDは石油業界向けに小規模の鉄道や大規模な運搬用倉庫の整備を計画していた。

ゴールドマンが出資した2007年時点では、ノースダコタ州の原油生産がはまだ急拡大しておらず、USDはエタノール向けターミナルを全米各地に建設している最中だった。

USDはその後、原油の輸送に軸足を移し、5カ所の鉄道ターミナルを建設している。

輸送の要となるこれらの施設の取引の流れに関する情報が分かれば、どれだけの原油が米国内の異なる地域から輸送されてくるかを予測するために情報を探し回っている原油トレーダーは、貴重な洞察を得ることができる。

非効率なパイプライン輸送で提供される大幅に割安な原油は、一方でより高い価格で売れる市場を見つけ出すことができれば、トレーダーにとって魅力的な収益機会をもたらす。

原油の鉄道輸送に関する情報は政府が1カ月後に公表するため特に不透明だ。

どのような情報を基にゴールドマンがUSDへの投資を決めたかは明らかではない。関係筋はゴールドマン傘下のJアロンのトレーダーはUSDのターミナルと輸送契約を結んだことはないし、USDの情報に直接アクセスもできないとしている。

バーゲンCEOは、自分たちがゴールドマンから受けているのと同じようにゴールドマンがUSDとの対話から恩恵を受けているかどうかは知らないとし、「ゴールドマンに聞いてくれ」と語った。

(Jonathan Leff記者)

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