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22歳寝たきりの詩人が紡ぐ「生きている証拠」 わずかに動かせる指先とペンで書き続ける

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堀江菜穂子さん(撮影:夏野苺)

わたしは じぶんとかぞくをうらんだ

どうして じぶんばかりが

こんなからだなのだろう

そればかりおもっていた

 

わたしの心はそのことでいっぱいになり

そしてちゅうがくせいのころ

ばらばらにくだけた

 

わたしの心に なん人ものわたしがうまれた

わたしのじんかくは

わたしだけのものでなくなってしまった

 

わたしであってわたしでない

とてもこんらんするまいにちがつづいた

そんなころに じをかくことをおぼえた

 

わたしにとって じがかけることは

いままでできなかったことの

なににもまさるよろこびだった

 

じをかけるようになり じぶんでないじんかくが

じぶんとして ひょうめんかしてきた

それはもともとのわたしにとっては

ものすごいきょうふだった

 

りょうしんは べつじんかくのわたしがかいたことを

わたしのことばとしてうけとめていた

 

それはわたしにとって

りょうしんがうらぎったこととおなじだった

どうにかして

いまのわたしをわかってほしかったが

どうにもできないひがつづいた

 

あるひ しょうがいしゃの人のかいたしが うたになり

人々にひろまっているニュースをみみにする

これだとおもった

 

じぶんのしにしてはなせば

べつのじんかくにもさとられなくてすむ

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