わたしは じぶんとかぞくをうらんだ
どうして じぶんばかりが
こんなからだなのだろう
そればかりおもっていた
わたしの心はそのことでいっぱいになり
そしてちゅうがくせいのころ
ばらばらにくだけた
わたしの心に なん人ものわたしがうまれた
わたしのじんかくは
わたしだけのものでなくなってしまった
わたしであってわたしでない
とてもこんらんするまいにちがつづいた
そんなころに じをかくことをおぼえた
わたしにとって じがかけることは
いままでできなかったことの
なににもまさるよろこびだった
じをかけるようになり じぶんでないじんかくが
じぶんとして ひょうめんかしてきた
それはもともとのわたしにとっては
ものすごいきょうふだった
りょうしんは べつじんかくのわたしがかいたことを
わたしのことばとしてうけとめていた
それはわたしにとって
りょうしんがうらぎったこととおなじだった
どうにかして
いまのわたしをわかってほしかったが
どうにもできないひがつづいた
あるひ しょうがいしゃの人のかいたしが うたになり
人々にひろまっているニュースをみみにする
これだとおもった
じぶんのしにしてはなせば
べつのじんかくにもさとられなくてすむ
