米CATV、新番組をストリーミング先行配信へ

若者の視聴者を取り込む狙い

 6月20日、ディスカバリー・コミュニケーションズやタイム・ワーナー傘下のターナーといったケーブルテレビ(CATV)各社は、新番組をテレビ放送する前にインターネットやアプリでストリーミング配信するサービスを展開しつつある。写真は2016年、ディスカバリーのロゴ。ニューヨークで撮影(2017年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - ディスカバリー・コミュニケーションズ<DISCA.O>やタイム・ワーナー<TWX.N>傘下のターナーといったケーブルテレビ(CATV)各社は、新番組をテレビ放送する前にインターネットやアプリでストリーミング配信するサービスを展開しつつある。

視聴率低下に苦しむ中で、若者の視聴者を取り込む狙いがある。

地上テレビ局大手CBS<CBS.N>の有料チャンネル「ショータイム」などは新規契約者獲得のため、もう何年もこうしたサービスを手掛けている。一方CATV勢はテレビ放送時の視聴率をさらに下げてしまうことを懸念してこれまで二の足を踏んできたが、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>やネットフリックス<NFLX.O>なども含めて視聴者の選択肢が豊富になったことで背に腹は代えられなくなった。

広告技術会社シミュルメディアを率いるデーブ・モーガン氏は、CATV勢にとって新番組の宣伝により力を注ぐ必要が出てきていると指摘した。

ファーストシーズン全体が宣伝の道具に

ターナーのケビン・ライリー最高経営責任者(CEO)は、以前なら番組のプレミア版のみのマーケティングに集中すればよかったが、今は番組のファーストシーズン全体が宣伝の道具と化していると説明した。

またディスカバリーの犯罪ドキュメンタリーチャンネル、インベスティゲーション・ディスカバリー(ID)幹部によると、今後はテレビ放送前に一部番組をアプリで配信する計画だという。

ウォルト・ディズニー<DIS.N>傘下のスポーツ専門チャンネル、ESPNも、大学フットボールについてオンライン視聴者にどの試合でも10分間だけ無料で観戦できるサービスを開始する。

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