ローマ法王側近の枢機卿が「性的虐待」の疑い

出身国の豪ビクトリア州で起訴

 6月29日、ローマ法王フランシスコの側近であるローマ法王庁(バチカン)財務事務局(財務省)長官のジョージ・ペル枢機卿(76)が、出身国のオーストラリアで過去に複数の子どもに性的虐待を働いたとして起訴された(2017年 ロイター/Remo Casilli)

[バチカン市/シドニー 29日 ロイター] - ローマ法王フランシスコの側近であるローマ法王庁(バチカン)財務事務局(財務省)長官のジョージ・ペル枢機卿(76)が29日、出身国のオーストラリアで過去に複数の子どもに性的虐待を働いたとして起訴された。世界的に注目されているこの問題に直面したカトリック聖職者としては、これまでで最高レベルとなる。

枢機卿は無実を主張しており、法王が申し開きのため休職して帰国することを許可したと述べた。

バチカンで行った記者会見で枢機卿は「ようやく出廷できるのを楽しみにしている。繰り返し言うが、私は無実だ。起訴は誤りであり、私にとって、性的虐待ということ全体が忌まわしいものだ」と語った。

ペル枢機卿は、メルボルンとシドニーで大司教を務めていたが、子どもへの性的虐待の疑いがかかり、1年間捜査対象となっていた。1970年代に教区司祭を務めていたビクトリア州警察が29日、複数の告訴により「過去の性的虐待」で起訴したと発表した。

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