食べログレビュアーへの疑惑が映す根本課題

もう自助努力や自浄作用をアテにはできない

日本のインターネットをもっと健全な空間にするためには?(写真:Graphs / PIXTA)

過剰接待への見返りに?

グルメサイト「食べログ」のレビュアーの中でも非常に知名度の高いレビュアー「うどんが主食」氏が、高い評価を付けた店から過剰接待を受けたという疑惑が『週刊文春』に報じられてから、2週間ほど経った。疑惑が報道された直後、「食べログ」に氏が投稿した過去のレビューはいったんすべて非表示となっていたが、現在は、再びほぼすべてのレビューが参照可能な状態となっている(もっとも氏自身が運営しているウェブサイトは、現在も引き続き「メンテナンス中」となっている)。

疑惑として最初に報じられた当初と比べ、一度非表示状態になっていたレビューが、再度閲覧できるようになっていることは、実は、それほど大きくは語られていない。そういった点では、この一連の事象も、2週間足らずの間に、ある程度の規模の炎上を見せた後、すぐに“ネタ”として消費されてしまったような観がある。もちろん、その間に多くのメディアや有識者らが、さまざまなコメントを述べてきた。

インターネットや新聞、雑誌などで今回の問題について取り上げられた記事を、目につくかぎり読み込んでみたが、これらは、大きく2つの論調に分かれている。1つは店舗の評価ロジックやサイトの運営体制等に言及する形で、レビューサイトや口コミサイトのビジネスモデルそのものに対して問題提起をしているもの。そして、もう1つは過剰接待といった行為そのものを中心に言及する形で、影響力の高い「インフルエンサー」と呼ばれる存在や、そのインフルエンサーの持つ影響力を求める企業との間に存在する関係性について問題提起をしているものだ。

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