菊地凜子が語る”日本のサブカル”

「KAIJU」という言葉にシビれた

太平洋(パシフィック)の深海から現れた、巨大生命体「KAIJU」に世界の大都市が破壊され、人類は絶滅の危機にさらされる。そんな中、人類は英知を結集して人型巨大兵器“イェーガー”を開発する。次々と現れる巨大生命体の侵攻を“イェーガー”は食い止めることができるのか――。
映画『パシフィック・リム』は、チャーリー・ハナム、イドリス・エルバ、ロン・パールマン、芦田愛菜といった俳優陣をそろえ、8月9日から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほかで3D/2D同時公開される。
主人公と共にイェーガーに乗り込む日本人女性・森マコ役に抜擢されたのが、菊地凛子さん。2006年の映画『バベル』では米アカデミー助演女優賞にノミネートされるなど、その演技が国際的に評価されている女優だ。彼女に作品の見どころ、国際的な視点から見た日本カルチャーの特徴などを聞いた。

 ――以前からギレルモ・デル・トロ監督の作品に出たいとお話されていました。監督の魅力はどこにありますか。

監督の映画でいちばん根底に流れているのは、やはり「愛情」だと思う。すべてのキャラクターが生き生きしているというか、キャラクターを愛する心がある。ドロドロした悪役でもどこか可愛らしさがあったり、ユーモアがあったりする。

 人間性というか愛情豊かな感じが作品に流れていて、撮影していてもすごく役者を信用していることがよく伝わる。だからクルーやキャストは、彼のために一生懸命やりたいと思えてくる。

――日本のサブカルチャーというものがベースになっています。どのような印象を受けましたか?

日本の街を使って、日本人キャストが出てくるハリウッドの映画は多く作られている。しかしこの作品は、基本はどこだかわからない。メインは香港だが、そこに日本人がパイロットとして出てくるというのは見たことがなかったので、非常に面白いなと。

そこに、いろんな国の人たちが信じ合うことでロボットが動き出す――。誰かに深くかかわろうとしないと一歩踏み出せないとか、この作品のテーマには人生に置き換えられる部分がある。オタク映画とは違うギレルモ監督ならではの人間ドラマを描けるすばらしい監督だなと思う。

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