終電後でも「乗り継ぎ」で帰れる裏技がある プロが伝授する、首都圏の「終電ダイヤ」3選

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最後に紹介するのは池袋駅。この駅に集まる各線のダイヤから「終電の連携プレー」が見えてくる。

地下鉄の丸ノ内線、有楽町線、副都心線は、池袋行きの最終電車が0時37分~0時40分に到着する。副都心線のみ0時37分着で、丸ノ内線と有楽町線は0時40分着。また、JR山手線は上野方面からの内回りが0時37分に、新宿方面からの外回りが0時39分に到着する。

そこから接続する西武池袋線、東武東上線は、どちらも準急が0時44分(池袋線小手指行きと東上線川越市行き)、各停・普通が0時45分(池袋線保谷行きと東上線成増行き)に出発する。

池袋駅では0時37分~0時45分のわずか8分の間に、9本の列車が到着し出発していく。3社以上が会社の垣根を超えて終電ダイヤを調節し合うのはとても貴重。副都心線のホームは西側に離れているので、少々早めに到着するのもうれしい配慮だ。

1時20分にほほ笑む女神とは

なお、山手線の終電はもう少しあとの池袋駅1時9分着まであるが、大宮や浦和、和光市・朝霞台へは国際興業バスが西口から、小手指までなら西武バスが東口から深夜急行バスを運行している。題して「1時20分にほほ笑む女神」。池袋は埼玉方面に帰宅する人に優しい駅だ。

このように、普段使っているルートより遅い時間に出発しても帰れるルートや、気づかれないような乗り継ぎの配慮など、終電タイムには日中とは異なる世界が広がっている。

私は電車・徒歩・バス・飛行機・車などさまざまな交通手段を組み合わせた最適なルートを提供するサービスを展開する「ナビタイムジャパン」で、開発・運用業務を担当している。何げなく経路検索サービスの結果をご覧いただいている人もいるだろうし、慣れているルートであれば、普段は検索などしないかもしれない。

でも、終電を調べてみると「え? こんなルートのほうが遅い時間まで運転しているの?」などといった発見があるかもしれない。気になるルートがあったら、ぜひ経路検索サービスを使ってみてほしい。

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