任天堂スイッチ、見えてきた「勝利の方程式」

スタートダッシュ成功、各国で入荷待ち状態

スプラトゥーンなど自社ソフトの発売予定は明確。あとは他社ソフトだ(撮影:田所千代美)

任天堂「勝利の方程式」

今後のスイッチの動向を左右するソフトに関してはどうか。自社開発ソフトでは『マリオカート』『ARMS』『スプラトゥーン』『マリオ』など、大型タイトルの新作を投入する予定で、具体的な発売時期も告知されている。ただ、他メーカーの大型新作については情報が少ない。スクウェア・エニックス・ホールディングスの『ドラゴンクエストⅪ』は発売が決まっているが時期は未定だ。大手各社の動きは注視する必要がある。

さらに、スマホ向けゲームの動向もポイントだ。昨年は、『ポケモンGO』の世界的ヒットが携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けの『ポケットモンスター サン・ムーン』の販売を押し上げ、3DSそのものの拡販にもつながった。今期は発表済みの『どうぶつの森』を含めてスマホ向け新作を2~3タイトル出すという。これらがどれだけヒットするかも重要だ。

ゲーム機本体とソフトの両方を手掛ける任天堂にとって、自社ゲーム機を普及させ、ソフトの販売で利益を稼ぐことが「勝利の方程式」。順調なスタートを切っているスイッチの勢いをどこまで続けられるかが、任天堂全体の今後を左右する。出足好調とはいえ、これからも気を抜けない状況が続きそうだ。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 買わない生活
トレンドライブラリーAD
人気の動画
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
「安売り日本」はもう限界、ニッポン再生計画
「安売り日本」はもう限界、ニッポン再生計画
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
勝ち組シニアと負け組シニア<br>定年格差

「45歳定年」発言に対し一部で猛反発。現実には法改正で70歳までの雇用確保が今春努力義務化されました。人生100年時代といわれる今、従来の定年はもはやなくなりつつあります。老後も働くシニアが第二の人生を勝ち抜くためにすべきことは何でしょうか。

東洋経済education×ICT