麻生さん、いま「消費増税」の話はタブーです

ぐっちーさんが「度重なる失言」にモノ申す

NYで消費増税について語る麻生副総理。気持ちはわかるが、失言だった(写真:ロイター/アフロ)

今回は、二つほど、気になった記事を取り上げたいと思います。英国と麻生太郎副総理兼財務大臣の話です。最初の写真は麻生さんですが、まずはこちら・・・。英国の方から行きましょう。

Theresa May to seek general election on 8 June

これBBC(英国放送協会)の記事なんですけど、この記事の内容からすると、要するに「ウルトラC」、つまりイギリスのEU(欧州連合)残留も十分あり得る、という内容なんですね。

ロンドンは2000年のときと同じようなことになる?

英国を売っちゃった人、ご愁傷様でした・・・となるかもしれません。実は2000年のことですが、ワタクシ、アムステルダムにおりました。

「もう欧州統合になるので、英国などはただの片田舎になってしまう」ということで、ロンドンを引き払って大陸に移ろうと欧州系の銀行は大挙して英国を出て、ワタクシのいたオランダの銀行(ABNアムロ)はでっかい体育館のようなディーリングルームをアムステルダムに作りました。われわれはそこに集められたわけです。

あらゆるインフラストラクチャーをアムステルダムに集中し、要するにロンドンから撤退をしたわけです。しかし、事態はそれほど単純ではありませんでした。欧州系の金融機関がオランダ、ドイツ、フランス、ベルギーなどに引きあげてはみたものの、実際にはそれらを統合する機能が大陸にはなかったのです。

そういった、金融のインフラストラクチャーというものは一朝一夕で出来るものではありませんで、ロンドンのインフラはそれこそシティーの何百年の歴史の中で培われてきたものだったわけです。結局、一度は自分の国に戻ったものの、「これでは仕事にならん」ということで、ほぼすべての金融機関が、結局はロンドンに戻ってくることになりました。

次ページ米国系の投資銀行はさすがだった
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 財新
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • フランスから日本を語る
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT