心をゆさぶる！歌川国芳の｢ねこ｣と｢特撮｣ 府中市美術館の展覧会に行ってみた
必見その⑤：やっぱりこれを見なきゃ──国芳のねこ
締めはやっぱり「ねこ」。お隣のおばさまたちのグループからは「ああ、こういうの見るとほっとする」との声が聞こえてきました。同感です。
《猫のすゞみ》渡邉木版美術画舗蔵（前期展示）
「ただひと言だけ付け加えるなら、仕事とはいえ役得であるこの一瞬の嬉しさを滲ませる船頭さんの表情が、あまりにも人の心の深いところを表現していて、ただただ感心するばかりです」（解説パネルより）
国芳本の決定版
図録兼一般書籍として発売された『歌川国芳 21世紀の絵画力』は、国芳本の決定版といえる充実の内容。金子さん渾身の国芳論に加えて、展覧会には出品されていない参考作品も数多くある国芳ファン必携の一冊です。
展示室を出た一画にある恒例の工作コーナー。今回は国芳スタンプを使って持ち運びできる「どこでも国芳」を作るという趣向です。スタンプはなんと12種類も！
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