プロジェクトの発足は約1年前にさかのぼる。電通ラボが人工知能を利用した試みを模索していたときだった。
当時は音楽分野についても取り組みが進んでいたというが、「偶然、NHK関係者から野球中継をもっと面白くできないかという話を聞いたことがきっかけになった」(電通ラボ・クリエイティブディレクターの田中直基氏)。そこで、コズモ社などを含む複数の会社による共同プロジェクトが立ち上がった。メンバーは現在37人になっている。
ズノさんの配球予測では、ピッチャーとバッター、キャッチャーのさまざまなデータを組み合わせる。さらに、ランナーの有無、ランナーがいる場合は盗塁数を加味。ストライク、ボール、アウトのカウント、点差、直前の数球の投球内容など、膨大な情報から「ストレートの確率45%、コースは内角低めの確率が高い」などと予測する。現段階で、配球の予想的中率は4割弱だという。
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