AIでわかった!大谷翔平の知られざる「弱点」 電通とNHKが仕掛けるスゴイ野球中継とは

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満塁時の三振が多い大谷選手。ここぞの場面で一発を狙う強気の性格と読むこともできそうだ(写真:電通ラボ提供)

開発メンバーはさまざまな展望を描いている。ディープラーニングを応用した画像解析技術を用いて、リアルタイムで選手のフォームを分析し、「ピッチングのときのひじの高さが先週と今週で微妙に違う」「打者のスイングスピードが上がっている」「この選手の打撃フォームは往年の名選手と似ている」といった情報も将来的に提供していく考えだ。

「選手の気合や火事場のばか力みたいな、見えないものを統計的に見せることができれば面白い。そのほかにも年棒の交渉時期に選手の成績はどうなるか、観客動員数で打率や投球内容は変わるのかなど、野球ファンが楽しめる情報を出していければと思っている」(田中氏)

ズノさんは2017年中に、NHK BSの野球番組に解説者として登場する予定だ。どんなデータをどこまで中継に織り込むのか、ズノさんがどんなキャラクターとして登場するのか、といった点は協議中だ。

今年の優勝チームはどこだ?

パ・リーグは日本ハムとソフトバンクの優勝争いになるのだろうか(写真:電通ラボ提供)

ズノさんが予測した今年のチーム順位は、セ・リーグが1位ジャイアンツ、2位DeNA、3位カープ、4位ヤクルト、5位中日、6位阪神。パ・リーグが1位日本ハム、2位ソフトバンク、3位西武、4位オリックス、5位ロッテ、6位楽天だ。すでに各球団のファンからは「断じて認めん!」「そりゃそうだろう」などとネット上で賛否両論が飛び出している。はたしてこのとおりの順位となるのだろうか。

テレビの地上波放送から野球中継がほぼ姿を消すようになって久しい。ズノさんの取り組みは長期的にプロ野球を盛り上げ、新しいファンを獲得することにつながるだろうか。野球ファンにとって、2017年はこれまでと違う楽しみが加わる特別な1年になりそうだ。

田邉 佳介 東洋経済 記者

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たなべ けいすけ / Keisuke Tanabe

2007年入社。流通業界や株式投資雑誌の編集部、モバイル、ネット、メディア、観光・ホテル、食品担当を経て、現在は物流や音楽業界を取材。

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