男の「疲れ顔」を今すぐごまかす2つの方法 女性に人気「ヒアルロン酸注射」の効果は?

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このBBクリームは顔に塗り広げるだけで仕上がるが、より自然な印象に見せるためには、塗り方にコツがある。それは顔色がくすんでいる部分に、クリームを“点”でつけていくことだ。

“顔色の悪さ”を決定づける部位は、(1)上まぶたのくすみ、(2)目の下のくま、(3)小鼻の横の赤み、そして(4)しみがある部分、の4点。このポイントとなる部位にBBクリームをのせたら、指先で周囲になじませていこう。こうして疲労感のもととなる肌色のくすみが晴れることで、全体の顔色の明るさがアップ。額やほおなど、面積が大きい部分はBBクリームで隠さないことから、ナチュラルな仕上がりを演出できるのだ。ぜひ実践してみてほしい。

男でも愛用者あり!ヒアルロン酸注射の効果

一方で、BBクリームなどを使うことなく、つねに健康的な顔色を維持したい、という人もいるだろう。人前に出ることが多い立場や、会社の経営者や役員などに顕著だ。そんな人に、健康的な顔色になる“根本改善策”として提案したいのが、保湿成分であるヒアルロン酸を注入する美容医療だ。

なかでも一般的なのは、ヒアルロン酸注入。透明なジェル状の保湿成分を、目の下や額などにごく少量を注入することで、へこみやシワを目立たなくさせる方法だ。女性だけに人気の治療かと思いきや、前述したようなスポークスパーソンやエグゼクティブなど、つねに健康的な見た目を維持したいという男性にも愛用者が多い。

こちらの治療は注射だけなので、基本的に術後のトラブルがなく、しかも1回の治療で8カ月から1年はその肌状態を維持できるので、多忙なビジネスパーソンにも受けやすいことが特長だ。

ただ、ヒアルロン酸注入は、ドクターによって技術に差がある。よって、治療を受ける場合は治療費の安さで選ぶのではなく、症例数が多いドクターを指名できる美容皮膚科にしよう。それに、かかりつけの美容皮膚科ができれば、ヒアルロン酸注入だけではなく、肌トラブル全般の相談もできるので便利。AGAなどの薄毛治療や、ビタミンC点滴などの内科治療を併用する、あるいは“肌メンテナンスデート”と称して、パートナーと一緒に通うのもいいだろう。

女性と異なり、男性の顔色の悪さはメークアップで隠せないのがネック。見た目が重視されるアメリカでは、韓国同様に男性用のメークアップブランドやシリーズが発売されており、技術さえあればメークアップで健康的な肌を演出するのは不可能ではない。ただ、その手間や仕上がりのクオリティを考えると、前述したようにBBクリームを使ったり、美容医療に頼るというのが、顔色改善までの最短コースといえるだろう。

最近では、10代、20代の若年層をターゲットにした男性誌やWebサイトで、“メンズメーク”なるファンデーション特集が組まれるようになった。彼らがアラフォーになる頃には、ひょっとしたらBBクリームではなく、ファンデーションで顔色を改善することが一般的になっているかもしれない。

加藤 智一 美容ジャーナリスト

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1973年東京都生まれ。複数女性誌の編集部で美容・ファッションを担当し、アシェット婦人画報社(現・ハースト婦人画報社)に入社。女性誌の美容担当を経て2005年に独立。女性誌・男性誌・Webなどさまざまな媒体で編集・執筆を行うほか、講演はPRアドバイスも。最新のスキンケア情報、メイクアップのトレンドから美容医療まで幅広くカバー。著書に『お洒落以前の身だしなみの常識』がある。

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