安倍首相夫人が「私人」とは言えない根本理由

活動を自重する様子を見せていないが・・・

昭恵夫人には専属の職員がいる(写真:Motoo Naka/アフロ)

3月1日の参院予算委員会で、質問に立った日本共産党の小池晃書記局長に対し、安倍晋三首相は疲弊しきった様子でこう言った。

「私は、妻はですね。妻は、私は公人でありますが、妻は私人なんですよ、それで。いちいちですね、その妻の、妻をまるで犯罪者扱いにですね。そんなことをやるのは極めて私は不愉快ですけどね。極めて不愉快ですよ。本当に私は不愉快ですよ、そういう犯罪者扱いするのは……」

とぎれとぎれの言葉の中に、何度も「不愉快」と繰り返す安倍首相。しかし多くの国民にとって、これは極めて「不可解」な問題に違いない。

公人なのか私人なのか

総理夫人は公人なのか私人なのか。これは大きな問題だ。大阪府豊中市内の国有地売却問題をめぐり、学校法人森友学園の疑惑が政界にも広がりを見せているが、その原因のひとつが、森友学園が建設する「瑞穂の國記念小學院」の名誉校長に昭恵夫人が「安倍晋三内閣総理大臣夫人」として就任していたことだ。

「瑞穂の國記念小學院」は、かつて「安倍晋三記念小学校」の名前で建設費の寄付が集められてもいた。すなわち夫婦そろって安倍夫妻は、この学校の「広告塔」として利用されていたといえる。さらに昭恵夫人に至っては名誉校長に就任するだけでなく、塚本幼稚園で講演し、籠池泰典理事長の教育方針を称賛するなど、積極的に「広告塔」の役割を担っていたことになる。

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