9歳の甥から6800万円を奪った叔父の悪行 東日本大震災で両親を失った子に…
そう明かすのは仕入れ業者。別の仕入れ業者は、
「朝に魚を買いにくるんだけど、他の店の倍の量は仕入れていましたね。忙しかったんじゃないかなぁ。ただ、車に匂いがつくのが嫌だから商品は全部配達。高級な食材を大量に仕入れるときは“大変だろうから先に払おうか”なんて、いかにも俺は金を持っているんだと匂わせることもありましたね」
最初は繁盛していたという。市内に住む50代の女性は、
「食材もいいものを使っていたから、料理はおいしかったですよ。値段は高いけど」
一方で、「1回行ったけど、たいしたことないね」と、ばっさり切り捨てるのは市内に住む30代の男性だ。
「車で行かなきゃいけないから、わざわざ行こうって思わない。石巻なら魚はもっと安くてうまい店があるからね」
従業員への暴力のほかにもクレーマー体質が
評判はまちまちだが、従業員はひどい目にあっていたようだ。島被告の横暴さに嫌気が差し、やがて1人辞め、2人辞め……。前出の納入業者は、
「従業員に暴力をふるうんです。調理の若い男の子なんて、顔に青タンをつくっててね。どうしたのって驚いて聞いたら“ちょっと……”と言葉を濁していました」
事情を知る飲食店関係者は、
「客の前でも怒鳴るわ、暴力はふるうわで最後はホールの女の子3人だけでしたよ。厨房が自分ひとりでよく回るなって思っていましたけどね。実際に暴力をふるうのを見たことがあるけど、殴る蹴るで、ひどいもんだったよ」
と話す。さらに、島被告のクレーマー体質を指摘する声も。前出の納入業者が続ける。
「優しく話していたかと思うと、急に激昂して怒鳴りだすんです。配達に5分ぐらい遅れてしまったことがあって、“お前のせいで食材がダメになった。弁償しろ”と怒鳴られましたよ。本当に嫌な人だなと思っていました」
自分が客として昼食を食べに行った店の女性従業員を怒鳴りつけたり、同業者の店に嫌がらせのようなクレームをつけるなど、悪評ふんぷん。車や高級服の購入、開店資金と湯水のごとく金を使い、
「甥が陳述書で明かしていましたが、中学になるまで小遣いはもらえなかったそう。それなのに島被告は寿司屋や焼き肉屋に週に5日は行ったり高級時計を身につけていたそうです」(民放報道局記者)