グーグルの株価が決算発表後に下落した理由

10-12月調整後利益が市場予想下回る

 1月26日、米グーグルの持ち株会社アルファベットが発表した第4・四半期決算は、調整後利益がアナリスト予想を下回った。(2017年 ロイター/Baz Ratner)

[26日 ロイター] - 米グーグルの持ち株会社アルファベット<GOOGL.O>が26日発表した第4・四半期決算は、調整後利益がアナリスト予想を下回った一方、広告事業が好調で売上高は予想を上回った。

決算発表を受け、同社の株価は引け後の取引で2.7%以上下げた。

第4・四半期の純利益は53億3000万ドル(クラスA・B・C株当たり7.56ドル)で、前年同期の49億2000万ドル(同7.06ドル)から増加した。

特別項目を除いた1株利益は9.36ドル。トムソン・ロイター・エスティメーツのまとめたアナリスト予想平均の9.64ドルを下回った。

一方、連結売上高は前年同期比22.2%増の260億6000万ドルで、予想平均252億6000万ドルを上回った。

グーグルの広告収入は17.4%増の224億ドル。

ペイド・クリック数(広告クリック数)は36%増加。第3・四半期は33%増だった。ファクトセット・ストリートアカウントがまとめたアナリスト予想平均は26.9%増だった。

広告主が支払う費用の平均を示すコスト・パー・クリック(CPC、クリック単価)は9%低下。モバイル広告の売り上げが増えていることが背景にある。

クラウド事業のほか、自動運転車やネットサービス事業などグーグル以外の事業をまとめた「その他」部門の売上高は2億6200万ドルで、前年同期の1億5000万ドルから増加。営業損失は10億9000万ドルで、前年同期の12億1000万ドルから縮小した。

第4・四半期の1株利益がアナリスト予想を下回ったことで、主力の広告事業の先行きが懸念される一方、調査会社ニーダム・アンド・カンパニーのアナリストは、売り上げの力強い伸びはグーグルの中核事業が引き続き健全であることを示していると指摘した。

CPCの低下傾向については、成長をけん引する「ユーチューブ」事業で扱う広告が増えていることを示しており、必ずしも問題視すべきではないとの見方を示した。

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