「弱気レポート」に楽天が異例の反論 株価は割高と指摘するアナリストにかみついた。

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インターネット通販国内大手の楽天が7月2日に出したプレスリリースが、市場関係者の間で波紋を呼んでいる。

リリースは「三菱UFJモルガン・スタンレー証券のアナリストレポートについて」と題された内容で、同社の荒木正人シニアアナリストが発行したアナリストレポートを「分析が極めて浅い」と指摘した。そのうえで、「同氏による過去及び将来のレポートは当社への投資判断の一助とはなりえないと判断しており、投資家の皆様におかれても参考とされないようお勧め致します」と結論づけた。また、最後には「今後同氏の取材については一切お受けしません」との考えも記載した。

荒木氏が楽天に関するアナリストレポートを発行したのは、6月21日の株式市場が引けた後だ。「“アベノミクス銘柄”として株価上昇、割高感ありと考える」とのタイトルで、機関投資家向け中心の投資判断基準を、それまでのニュートラルからアンダーパフォーム(弱気)に引き下げる内容だった。同レポートが発行された後、土日を挟んだ週明け24日の楽天の株価終値は、前週末より62円安い1201円となった。

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