女兄弟に囲まれた男性が浮気しやすい理由 母性本能を巧みに利用する術に長けていた!

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浮気相手の前では、妻の悪口を言いすぎて引かれてしまったり、距離感がつかめずストーカーやセクハラと言われてしまうモテない男性とは反対に、子どもの話をして良いパパぶりをアピールしたり、妻も嫌いではないと話した結果、浮気相手により好かれてしまうのが浮気系。モラハラ系の対極に位置しています。

母性本能をくすぐるセリフがすらすらと…

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決して上から目線にならず、感じもいいので、2人きりで飲んでも女性は構える必要がありません。そんな女性が付き合っていてストレスを感じない男性は、女性から絶大な人気があります。悩みを聞いてもらっているうちに関係が深まっていたというのは、浮気の始まりで一番多いシチュエーションです。

このタイプの浮気系の常套句は、女性の母性本能をくすぐるセリフ。たとえば「妻に家計を握られている」と言われれば、浮気相手は「かわいそう」「それなら、私がデート代を出すしかない」と彼を守ってあげたい気持ちになるのです。このように、強い女性に守られて生きてきた浮気系は、女性の母性本能をくすぐることに長けています。

夫婦の離婚の話し合いに、浮気相手が積極的に介入してきた事例もあります。C子さん(30歳)は、夫の浮気で夫婦げんかになり、夫が家を飛び出しました。ところが、夫の安否が気になり始めた頃、久々に連絡してきたのは夫本人ではなく、夫の代理人を名乗る浮気相手。なんと離婚するための交渉でした。

「小遣いが少なく、経済的に虐待している」「セックスレスで夫婦の実態はない」「子どもの世話にかまけていて、夫をないがしろにしている」「妻失格」……, etc .

「夫に言われるならまだしも、部外者の浮気相手にここまで言われるなんて」と、C子さんは驚きと怒りを隠せません。

いっぽう、雲隠れした夫は、離婚する気があるのかどうかも分からない。最終的にC子さんは、慰謝料と財産分与をしっかりもらって離婚しました。

このタイプの浮気系は、浮気しても妻は別れないだろうと思うと、どんどん甘えて浮気に走ります。彼らには、「浮気しても許される」という安心感を与えないことが大切。でも厳しく対処すると、甘やかしてくれる女性に逃げるので、「浮気をしたら離婚する」と言いつつ、日常生活においては、母のような広い心で接しましょう。

彼を取り巻く、母親や女兄妹と良い関係を築いて、彼が浮気をしないように見張ってもらったり、浮気をしてはいけないと注意してもらったりすることも効果的です。

<対処法>
浮気は許されると思わせると浮気に走るので、日頃から「浮気をしたら離婚」と伝えつつ、彼の母親、女兄弟と仲良くして浮気をしないようにタッグを組みましょう。
堀井 亜生 堀井亜生法律事務所 弁護士

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ほりい あおい / Aoi Horii

1977年生。札幌市出身、中央大学法学部卒。一般民事、刑事、医療過誤、企業法務、著作権など幅広い分野を取り扱う。中でも離婚・男女問題の取り扱い実績が多く、この分野のスペシャリストとして活躍している。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)のレギュラー出演を始め、「とくダネ!」、「ノンストップ!」、「笑っていいとも!」(いずれもフジテレビ系)などテレビ出演も多数。著書に『ブラック彼氏』(毎日新聞出版)。

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