「連結子会社数を増やした」300社ランキング

1位ソフトバンクは5年前より622社増加

ダントツ1位はソフトバンク(撮影:風間 仁一郎)

企業の規模が大きくなってくると、必然的に増えてくるのが子会社だ。中でも親会社が経営の実質的な支配権を持つ連結子会社は、連結決算上でも収益が反映される。

そんな連結子会社をたくさん増やした会社はどこか。東洋経済オンラインは、5年前時点と比べて過去5年間における連結子会社数の変遷を独自調査。増加数の大きい300社のランキングを作成した。本ランキングは昨年同時期にも同じ切り口のランキングを公開しており、最新版となる。

連結子会社が増えた会社の中には、会計基準の変更を行った企業もある。対象の期間に会計基準の変更を行った会社はあわせて67社あった。会計基準の変更によって、子会社数の数え方が変わったために増えた分も含まれるので留意が必要だ。

最も連結子会社数が増えたのはソフトバンクグループだった。ソフトバンクは、2013年に日本基準から国際会計基準に会計基準を変更した。こうした制度変更の影響も含まれるものの、子会社の増加で最も大きな影響があったのは、数々の大型M&Aだ。特にアメリカの通信大手スプリントのM&Aに伴う増加分が大きく、2016年3月期ではスプリント事業に分類される連結子会社が306社ある。なお、ソフトバンクの子会社数は2016年3月末時点のものなので、注目されたイギリスの半導体大手アームの買収分はこの中に含まれていない。

三菱グループ有力企業の姿も目立つ

上位5社には三菱グループの企業が3社入った。4位の三菱ケミカルホールディングスは三菱グループの総合化学会社で、ホールディングスの傘下には三菱化学や三菱樹脂、三菱レイヨン、田辺三菱製薬などがある。この5年間では、株式の追加取得により太陽日酸およびその子会社160社が加わり、子会社数を大きく増やした。今後は、2017年4月1日付で、傘下の三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの化学系事業会社を統合する見通しで、子会社数に変動がある見通しだ。

一般的には企業の成長スピードが速いほど、子会社数も急ピッチで増加する。ただし、実力を伴わない急激な規模の拡大は企業収益にも影響することもあるので、利益の指標とあわせて企業の実力を測る必要がある。 

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