吉野家「値下げ」及ばず3四半期連続赤字

営業利益6割増計画に黄信号も

牛丼並盛り380円から280円への値下げ戦略は、まだ効果が不十分――。

牛丼業界大手、吉野家ホールディングスの今第1四半期(2013年3~5月期)は、前期の第3四半期(12年9~11月期)以来、3四半期連続の最終赤字に陥った。

「最悪だよ」――。第1四半期決算説明会の場で、吉野家ホールディングスのある幹部はそうつぶやいた。嘆きたくなるのも無理はない。同社が7月5日に発表した第1四半期決算は、売上高が425億円(前年同期比6.6%増)、営業利益が7.5億円の赤字(前年同期は3億円の黒字)、純利益も4.9億円の赤字(同1.2億円の赤字)と、惨澹たる内容だったからだ。

うどんやステーキは堅調だが、牛丼広告費などかさむ

吉野家ホールディングス傘下には比較的堅調な子会社も含まれる。

第1四半期の3カ月分をみるかぎり、讃岐うどんを直営とFCで展開する「はなまる」は、商品改良やテレビ番組への露出により、セグメント利益(営業利益に相当)が2.6億円(前年同期比70%増)と大幅な増益。

ステーキのファミリーレストランを運営する「どん」も、店舗改装や販促の実施が効き、セグメント利益が0.9億円の黒字(前年同期は100万円の赤字)と黒字転換を果たした。

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