パチンコ大手、マカオのカジノ王に接近 ダイナム、パチンコで大衆カジノに参入?

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なお、佐藤議長は、6月25日にダイナムの社長を後任の佐藤公平氏に譲ったばかり。今後はダイナム香港の代表取締役として、グループのアジア圏展開の役割を分担していくという。

カジノについては、日本国内でも解禁が間近との見方もある。解禁となれば、それなりに大きな市場が出現するのではないかとみられている。

パチンコ・パチスロ機器のPB開発も進める

国内ではパチンコ・パチスロ市場が右肩下がり傾向にあるだけに、ダイナムでは、既存市場でのシェア拡大と並行して、国内外におけるカジノのマスマーケット市場でのポジション獲得も視野に入れているようだ。

なお、ダイナムはパチンコ・パチスロ機器の自社開発(PB製品開発)について、玉と釘のある既存タイプでは国内でもすでに行っており、前期の実績で同社ホールにおけるPB製品比率は6%に達している。

ダイナムは店舗数を1000店に拡大していくという中期計画のもと、市場ニーズの迅速な反映と量産によるコストダウン効果を意識して、PB開発を加速させていく構えだ。

堀越 憲二 東洋経済 記者

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ほりこし けんじ / Kenji Horikoshi

機械、電気機器などの業界を幅広く担当

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