パチンコ大手、マカオのカジノ王に接近 ダイナム、パチンコで大衆カジノに参入?

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「マカオの大立者」カジノ王一族との関係を構築

「なんだ、単純な出資とは違うんだ」という話にもなりそうだが、ダイナムにとって大きいのは、今回の資金支援でマカオのカジノ王の一族との関係ができたことだ。

レジェンド社はマカオにおいてエンタテインメント(娯楽)及びカジノ施設を所有する大手企業の1社。マカオのカジノ運営企業にカジノ運営サービスを提供している。

ダイナムの佐藤洋治取締役会議長は「マカオには現在、大手では米系3社、中国系3社のカジノ運営企業がある。中国系3社のうち2社はスタンレー・ホー一族所有の会社の子会社であり、その1社がレジェンド社。今回の株式引き受けで、スタンレー・ホー一族と関係が持てることになる。これまでカジノ分野のマスマーケットを調査・研究してきた当社としては、今後カジノの大衆部門に参入できるきっかけができた」としている。

スタンレー・ホー氏はマカオを東洋一のギャンブルの街に育て上げ、「マカオのカジノ王」ともいわれる、マカオきっての大立者だ。

玉も釘もない新型パチンコで大衆カジノに参入も

レジェンド社は今後、カジノ分野でマスマーケットに向けた事業戦略を持っているという。一方のダイナムも、「6~7年前に韓国で開発し、現在は香港に持ち込んでいる玉も釘もないタイプのパチンコをバージョンアップし、それでカジノでのマスマーケット市場に参入していきたい」(佐藤議長)との意向を示している。

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