マクドナルド、「史上最高価格」の新商品 期間限定クォーターパウンダーに込めた“覚悟"

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「クォーターパウンダー BLT」はマクドナルド史上、過去最高の価格になる。

マクドナルドの看板商品「ビッグマック」(単品290~340円、セット価格610~680円)に比べても、単品では6割前後以上、セットでも2.5割以上高い。中でもBLTは、マクドナルド史上、過去最高価格の商品に当たるという。

日本マクドナルドでは、新クォーターパウンダーの投入と同時に、サッカー日本代表の本田圭佑選手を起用したテレビCMのオンエアや、渋谷駅周辺で3日間にわたって各種の宣伝活動を集中投入する「クォーターパウンダージャック」を実施。マクドナルド店舗では、オリジナルクリアファイルのプレゼントや、特製Tシャツがもらえるスタンプラリーといったキャンペーンも行っていく。

「久々にマックの勢いを感じてほしい」と原田社長

日本マクドナルドでは、新クォーターパウンダーに続く新商品についても予告している。6月下旬にはサマーデザート、7月上旬には朝食向けマフィンメニューを投入。さらにセットメニューを頼むとコカ・コーラのグラスがもらえるといった販促も含めて、さまざまな夏のキャンペーンを繰り出していく予定だ。

原田社長は会見の冒頭で「過去を振り返ると、キャンペーンの大きな成功事例があった。バリュー戦略としての100円メニューの登場、メガマック、コーヒー、クォーターパウンダー、それ以外でもいくつかお客様に驚きを与える成功事例があった」と総括。

過去1年間、目立ったヒット商品がなかった同社だったが、「久々にマクドナルドの勢いを感じてほしい」(原田社長)と“復活”を宣言した。

日本マクドナルドにとって、8月の夏休みは家族連れの来店が増え、1年間で最も売り上げが膨らむ書き入れ時。それに先がけて、同社では5月に単価100~200円前後の価格帯の商品群を“充実”させた「バリューピックス(Value Picks)」メニューを導入済みだ。

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