モスバーガー、「マック値上げ」に逆張り 価格据え置き、牛肉100%へ変更も

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モスバーガーをチェーン展開するモスフードサービスは、4月23日から全国のモスバーガー店舗で販売する「モスバーガー(写真)」「テリヤキバーガー」などの主力商品を全面リニューアルする。

価格は据え置きながら、ハンバーガーのパティやソースといった食材を“改良”することで商品力を強化。業界最大手のマクドナルドや、中食部門を強化しているコンビニエンスストアに対する競争力を強めるのが狙いだ。

モスフードがこの定番品リニューアル戦略を明らかにしたのは、くしくも日本マクドナルドホールディングスが100円メニューである「ハンバーガー」値上げや、一部店舗での主力商品「ビッグマック」の実験的な値上げを発表したのと同じ、4月18日。

ライバルの“値上げ”に対して、値下げとまでは行かないまでも“価格据え置き”の逆張り。ハンバーガー業界首位と2位とで戦略の違いが鮮明に出た。

パティは牛肉100%に、ソースも改良

モスフードが4月23日から全面リニューアルするのは、「モスバーガー」や「テリヤキバーガー」といった主力商品を含む17種類のハンバーガー。

まず、パンに挟むハンバーガーパティについては、今までの牛肉と豚肉の合い挽きから牛肉100%に変える。

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