伊勢丹、ビームスも惚れた27歳の“超新星”

新世代リーダー Origami(オリガミ)CEO 康井義貴

少し前なら、ブランドが好きな人がいたら、好きなブランドのサイトをパソコンのブックマークに入れていました。もしくはツイッターでフォローして情報を入手していた。ただ、その場で商品が買えるわけではなかったので、「次に行ったときに買おう」などと思って、購入が実現されないことが多かったのです。

近年のサービスでは商品が直接購入できるようになってきました。それでも、画像をタップすると外部サイトに飛ばされ、そのたびにカード情報や住所等を入力するなど、ステップを踏むごとにコンバージョン率(購買などの成果に結び付く確率)が低下してしまう。そこで、シンプルにブランドを集めて公式アカウントを開設してもらい、ユーザーが勧められた商品を気に入ったら、その場で購入できるようにしたのが今のオリガミなんです。

――ライバルとして意識するサービスはありますか。

よく、在庫を持つソーシャルコマースサービスと比較されることが多いですが、モデルがまったく異なります。オリガミは在庫を持つわけではなく、どちらかといえばツイッターなどに近い存在と言えると思います。各ブランドが公式アカウントを設けて、消費者とコミュニケーションしてもらう場を提供するモデルです。

――有名ブランドが多数出店していますが、どうやって口説いたんでしょう?

これは、人とのネットワークに尽きますが、タイミングもよかったと思います。モバイル戦略のためのプラットフォームはないかと探しているブランドが多かったのです。以前は「eコマースなんてやらない」と言っていたブランドも、この5年ほどで重要な戦略としてとらえるようになってきました。ただ、自社サイトを作っても、新規の顧客をなかなか集めることができない。そこで、大手ECサイトなどに出店しても、ブランドのクオリティコントロールが難しい、といった問題がありました。

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