かねてから日産は、顧客との接点が少なくなっていることに強い危機感を抱いていた。同社の調査では、顧客が新車を購入するまでにディーラーを訪問する回数が平均でわずか2.6回。事前に自動車雑誌やネットで情報を収集する人が多く、販売店をいくつも回るケースは少なくなっている。
顧客との接点は自動車業界で共通する悩みだ。そんな中、消費者に近い自動車販売をいち早く具現化したのがトヨタ自動車の販売店だった。
2007年に開業した商業施設「トレッサ横浜」には、「オートモール」という自動車販売店専用のエリアがある。トヨタ系とダイハツ工業のディーラー6社が出店し、それぞれ展示場と整備工場を持つ。展示場と同じフロアにはカフェや書店、アウトドア用品店もあり、買い物の途中で車を気軽に見ることができる。
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