トランプ氏の「ヒラリーの夫」攻撃は酷すぎる

女性有権者が次々にレッドカード

ロイターが取材した女性有権者の何人かはまた、自身の行いを擁護するため、もしくは注意をそらすために、クリントン氏の夫であるビル・クリントン元大統領の不貞行為を強調するトランプ氏の戦略が嫌だと答えた。

「夫がしたことについてヒラリーを攻撃していたのは好感が持てなかった」と、ミズーリ州在住のコニー・サッソさん(66)は語る。「間違っている。とにかく間違っている」

打ちのめされた

ミズーリ州セントルイスで9日行われた2回目の討論会で、トランプ氏は自身の発言について恥ずかしいと思うが、「ロッカールームでの話」だと一蹴。また、クリントン元大統領から性的行為を受けたとする女性たちを攻撃しているとして、ヒラリー氏を非難した。

クリントン元大統領の不貞行為に対するトランプ氏の批判は、ペンシルベニア州で10日開いた集会に集まった同氏の支持者からは拍手喝采を受けた。だが、主な支持者が圧倒的に男性である同氏は、女性票獲得に苦戦している。2012年の大統領選では、女性は有権者全体の53%を占めていた。

もしトランプ氏が男女格差を縮めることができなければ、各世論調査におけるクリントン氏のリードを覆すことは不可能だろう。

「あのような考え方をする人が大統領になるために一票を入れるなんて良心が許さない」と語るのは、フロリダ州レイクランド出身の看護学生であるリーアン・チェースさん(27)だ。

チェースさんは女性として、トランプ氏の発言に「打ちのめされた」とし、他の人たちが同氏の発言を正当化しようとしていることに嫌気がさしたという。共和党員として登録しているチェースさんだが、現在はクリントン氏を支持していると語った。

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