アウディがパリで見せた最新モデルの数々
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アウディ今年の注目モデルは新型SUV、Q5だけではない。新たに立ち上がったサブブランド「アウディ スポーツ」について、パリモータショー2016(パリ・サロン)の会場から、大谷達也が解説する。
アウェイのはずのパリでも
本来はアウェイであるはずのフランス・パリでも、アウディは実に生き生きとプレゼンテーションを行った。
最初にベールを脱いだのはA5ならびにS5のスポーツバック。どちらもクーペ版はすでに発表済みだが、例によってスポーツバックはスポーティで流れるようなフォルムと優れたスペースユーティリティを両立しているのが特徴。とりわけ荷室容量は480リットルと、A4 アバントの505リットルに迫るスペースを誇る。エンジンはガソリンターボやディーゼルターボのほか、アウディe-gas(再生可能エネルギーで生み出したメタンガス)を燃料とするg-tronもラインナップ。
なお、トップモデルのS5 スポーツバックは最高出力354psのV6 3.0リッター ガソリンターボエンジンを搭載し、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は250km/hでリミッターが作動するという。ドライバーズアシスタンスやコネクティビティがアウディの最新スペックとなることも特徴のひとつだ。
2番目に登場したのはミッドクラスQ5。実はQ5、モデル末期となってもアメリカを中心にセールスは好調だったことで知られ、累計生産台数は160万台を突破。アウディが「プレミアムSUVのチャンピオン」と称するように、Q5はこのクラス最大のヒット作だったのである。
新型は、先ごろ発売されたQ7をそのまま縮小コピーにかけたかのようなスタイリングに見えるが、ボディサイドのキャラクターラインは先にデビューした新型A5のようにフェンダー部分でゆるやかな曲線を描くほか、テールゲートは前傾がより強い角度に設定されているように見える。パワーユニットは2.0リッター ガソリンターボのほか、2.0リッターと3.0リッターのターボディーゼルも用意。こちらも最新のドライバーズアシスタンスやコネクティビティを満載するようだ。