川淵流「独裁力」がBリーグ設立を成し遂げた

トップは独裁的に決断を下すべきだ

9月22日に開幕した男子プロバスケットボール「Bリーグ」(写真:日刊スポーツ/アフロ )
 サッカー日本代表監督やJリーグ初代チェアマンを経て、日本バスケットボール「Bリーグ」の立ち上げを牽引した川淵三郎氏が書籍『独裁力』を上梓。本書にはJリーグを先例にした日本バスケットボール界の改革の道程とそこから導き出されたリーダー論が綴られている。

2つに分裂していた日本のバスケットボールリーグ

サッカー界で長く生きてきた僕が、いきなり日本バスケットボールの関係者としてメディアに出てきたことを、不思議に思った人も多いだろう。中には、「また川淵か」と、批判的に見た人もいたかもしれない。

事の発端は2014年4月、日本トップリーグ連携機構の安達宣郎さんと、男子バスケットボール元日本代表監督の小浜元孝さんに「分裂している2つのリーグを、川淵さんの力で統合してほしい」と相談されたことだった。

そのとき、JBA(日本バスケットボール協会)は、国内のトップリーグが、NBLとbjリーグの2つに分裂していることを、FIBA(国際バスケットボール連盟)から問題視されていた。

間に立つ形で、解決策を模索したが、結局、話し合いは決裂。FIBAが示した期限までに解決策を出せなかったJBAは、2014年11月、リオデジャネイロオリンピック予選を含む国際大会に一切参加できないという制裁を科されてしまった。

このまま国際舞台から隔絶されてしまうのか、63万人を超えるバスケットボール協会の登録者たちはどうなってしまうのか――。

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