年収1700万円「45歳独身商社マン」の家計簿 支出の3分の1が交際費だった!
現職では「それなりのポジションにいる」とのこと。5大商社の有価証券報告書を見ると、平均年齢42.1歳・平均年収は約1350万円。商社業界全体で見ても、橋本さんは平均以上もらっていることがわかる。
「僕はあまり無駄遣いもしないし、面白くないかも」と言っていた彼だが、全体の支出バランスを見てみると、ある面白い人物像が浮かんできた。
何に使っているのか?
3位 食費(14%)9万3000円
基本的に週のうち数回は、退社後に軽い飲み会に参加することもあるという。しかし早めに退社できるときは、19時ごろに帰宅することも。ひとりで食事を済ませる場合、基本的にあまりおカネは掛けずに済ませてしまう。自宅近くの『吉野家』で食べて帰るか、コンビニでお弁当と缶ビールを買って、映画を観ながら食べることもあるという点は、親近感が湧く。
映画は、オンデマンドのストリーミングサービスで毎月5本ほど視聴するそうで、これは娯楽費の一部に含まれている。ちなみに、法学部卒業ということもあり、「ボストン・リーガル」という法律関連の海外ドラマが好きな様子。
また、元々食べることが好きだという橋本さんは、普段から外食が多い。少し時間があれば恵比寿駅から数分歩いたところにある、焼き肉『チャンピオン』や『つなぎ』というラーメン店にもよく顔を出す。基本的に、我慢してまで食費を抑えようという気はなさそうだ。
2位 住居費(29%)20万円
現在住んでいる恵比寿のマンションは、30歳前後で購入した持ち家。広いルーフバルコニー付きというところが気に入っており、約7500万円で購入したという。
半分は現金で支払い、残額分に関しては、変動金利と固定金利を掛け合わせた住宅ローンを返済期間20年で借り入れした。変動金利のローンは既に前倒しで返済が済んでいるため、残りは1200万円ほど。残額は固定金利で返済をしている。
橋本さんは年間300万円ほどを持株会や株式投資等で運用しており、利益の一部をローン返済に充てている。厳密にはコストとしては認識しておらず、あまりローンを払っている感覚はないと話していた。
また、これまでリフォームに500万円程掛けたという彼には、密かに進めている計画がある。ローン返済の暁に、内装を「アマンリゾート」風にリフォームしたいという。過去に足を運んだ「アマンリゾート」に魅了されたことで、あの洗練された独特な世界観を自宅でも体感したいと思うようになったそうだ。
「アマンリゾート」の設計や内装を手掛けている建築事務所には既に話を持ちかけており、夢が叶う日もそう遠くない。自分だけの世界である住環境には、強いこだわりがあると感じた。