仕事がデキる人は走りながら脳を鍛えている 長時間のデスクワークが脳を退化させる理由

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体を動かすことで脳が刺激され脳機能がアップし、仕事効率もよくなる。さらにドーパミンやセロトニンが放出されるため、気持ちが前向きになる。こうした効果が積み重なり、結果として年収が高くなる。経営者などエグゼクティブと言われる人たちにランナーが多いのも、あながち偶然ではないのかもしれません。

走ると起こる「脳にいいこと」

なぜ走ると脳が鍛えられるのか。その答えのひとつには、筋肉が大きく関係しています。走ることで得られる脳への効果を具体的に見ていきましょう。

① 足を動かすだけで脳が刺激される

筋肉を動かすと、その中にある感覚器から信号が発せられ、脳が活性化されます。とくに足は筋肉量が多く感覚器が集中しているので、走ってここを動かすと、絶大な効果が得られるというわけです。この足の筋肉からの信号だけで、記憶・発想・想像力が10%増大するとも言われています。

② 血流改善で脳に栄養が行きわたる

さらに、筋肉は心臓から送られてきた血液を送り返すという「ポンプ」の役割を担っています。酸素をたくさん含んだ血液が脳に行き渡ることで、脳はさらに活性化されます。体を動かせば血行がよくなるというのは、ある意味当たり前のようですが、脳を働かせるためには十分な酸素が必要ですから、その酸素を運んでくれる血液の流れを改善させることは、非常に重要なことなのです。

走った後の血流反応を見ると、とくに真っ赤に反応しているのが海馬と前頭葉。走ると頭がスッキリすると感じるのはこのためです。

③ 脳細胞が増える

ランニングで血のめぐりがよくなり、脳内が新鮮な酸素を含んだ血液で満たされると、脳細胞が増えるという現象が起こります(ニューロン新生)。脳細胞が増えるというのは、バイパスが増えていくのと似ています。

バイパスが増えると全体的に交通の便がよくなり、移動スピードが速くなります。これと同じように、脳細胞が増えると、細胞同士をつなぐ部分(シナプス)が太く、強く、しっかりとしてくることで連結が強化され、情報伝達のスピードが加速していくといったイメージです。

④ 海馬が大きくなる=記憶力がUPする

このことは、海馬を対象にした実験で数多く報告されています。脳細胞の数が増え、それぞれの連結部分が太くなっていくと、重さにも変化が出てくるのです。海馬は記憶を司る器官ですから、鍛えれば当然記憶力が上がります。

語呂合わせで歴史の年代を覚えるなど、物事をたくさん覚えるための効率の良い学習の方法は昔からいろいろとありますが、どれも本当の意味で記憶力を高めていることにはなりません。海馬自体を効率よく大きくするには、やはり走ることが一番なのです。

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