ホンダ「新型フリード」はどう進化したのか

初のフルモデルチェンジを最速で徹底解剖

ボディサイズは全長4265×全幅1695×全高1710mm(フリード2WD)で、旧型フリードと比べると50mm長くなり、5mm低くなった。この長さと低さのおかげもあって、箱に近かった旧型に対し、フィットのようなハッチバック車に近い雰囲気になった。小さくて商用車的だったリアコンビランプが、乗用車らしい横長の形状になったことも、その印象を高めている。

フリードの最大のライバルであるトヨタ「シエンタ」は、トレッキングシューズをイメージしたといわれる、かなり大胆な造形を身につけている。それに比べると新型フリードは、スラントしたノーズとスクエアなキャビンの結合がやや不自然だった旧型から、バランスの良いプロポーションになった。

新型フリードは、旧型で掲げた「ちょうどいい」をさらに一歩進めることを念頭に置いたという。その考えは新型のスタイリングにも反映していると感じた。多くの人がバランスが良いと感じるこの「ちょうどいいカタチ」は、ライバルに対する武器のひとつになりそうだ。

福祉車両が充実

「フリード」IPU搭載位置

次にパッケージングでは、バッテリーなどを内蔵したハイブリッド車用機器IPU(インテリジェント・パワーユニット)を旧型より55mm短くし、3列目下から前席下に移動したことが目立つ。その結果、ハイブリッドと4WD、ハイブリッドと車いす仕様の組み合わせが可能になった。ハイブリッド4WDは、シエンタにはない仕様だ。

「フリード+」車いす仕様車

新型フリードは福祉車両が充実していることも特徴だ。現在開催中のリオデジャネイロ・パラリンピックに合わせたつもりはないだろうが、フリードには助手席リフトアップ6人乗りと2列目左側サイドリフトアップの4人乗り、フリード+は2列シート5人乗りの後方に車いすのままスロープで乗り降りできる6人乗りがある。

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