堅調だった日本株は岐路に差しかかっている

株価の上下は2つの指標を見ればわかる

日本株の上昇は岐路に差し掛かっている。「2つの指標」を見れば、それはわかるという(まちゃー/PIXTA)

9月9日のNYダウは前日比394ドル安と大幅に下落しました。12日以降の日本株も、それなりの値動きになりそうです。

さて、今、日本株の騰落(値動き)を決めている要因は何でしょうか。実はある2つの指標をみているとわかるのです。初心者の方にはぜひ覚えていただきたいと思います。結論から言えば、株価の騰落を決めるのは「ボラティリティー」(変動率)と「空売り比率」(空売りとは、株を借りて売却し、値下がりした時点で買い戻すことで利益を得る手法)の2つの指標です。

経験の長い投資家の中には、違和感を覚えられる方もいるかも知れません。しかしマイナス金利導入(2月16日)以降の保ち合い相場における株価の騰落、天底に対して説明力が高いのは、この2指標なのです。

今の「堅調相場」は変動率の低さに支えられている

詳しく見てみましょう。今年に入ってからの「月次ベースの日中変動率」{(高値―安値)/終値}の平均と、「月末比較の日経平均株価の騰落率」を以下に示してみました。通常、ボラティリティー・インデックス(VI)はオプション価格をもとに算出しますが、ここでは現物市場の日中値幅(高値ー安値)をベースに算出しています。理由は、現物市場の指標の方が分かりやすく、しかもVIとの連動性も高いことによります。

(変動率と株価の騰落率)
           変動率   騰落率
  2016年01月   2.53%  -7.96%
      02    2.55     -8.51
      03       1.43     +4.57
              04           1.96         -0.55
              05           1.42         +3.41
              06           1.98         -9.63
              07           1.42         +6.38
              08           1.03         +1.92

どんなことが読み取れるでしょうか。変動率が高い水準にあるか、前月との比較で変動率が大きく上昇した場合には例外なく、株価は下落しています。即ち、「高いボラティリティー」あるいは「ボラティリティーの前月比較での上昇」は、株価下落と同義であるといってもいいくらいです。

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