韓国大慌て、「まさか再び核実験を行うとは!」

北朝鮮の5回目の核実験に韓国は我慢の限界

韓国民の不安は高まっている。9月10日、ソウル中心部で行われた抗議運動では、北朝鮮の金正恩労働党委員長の肖像画が焼かれた(写真:REUTERS/Kim Hong-Ji)

9月9日、北朝鮮が8カ月ぶりに核実験を実施した。これにより、朝鮮半島を中心とする東アジア情勢は今後も大きな混乱を与えることになる。

北朝鮮は2016年1月に4回目の核実験を行い、その後も中・長距離ミサイルを相次いで発射するなど戦略的な挑発を続けていた中、今回5回目となる核実験で緊張が最高度に高まった。国際社会から強力な経済制裁を受けていた北朝鮮が前回の核実験からわずか8カ月後に再び核実験を行ったため、国際社会はより強力で、軍事的挑発を遮断できるだけの追加制裁を考えなければならなくなった。

日韓・米韓協調でより強力な制裁案を模索

9月10日、中国の丹東市から鴨緑江を挟んだ新義州市の北朝鮮軍兵士を撮影(写真:REUTERS/Thomas Peter)

日米韓3カ国は、今後も協調して北朝鮮に制裁を行っていくのと同時に、より強力な制裁を行う予定だ。韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と日本の岸田文雄外相は9日の電話会談で、北朝鮮の核問題へどのような協力ができるかについて話し合った。

韓国外交省関係者は「両国外相は今回の核実験で、追加的な経済制裁措置を考えていくことで意見が一致した」と述べた。

当記事は「ソウル新聞」掲載記事の日本語訳です

両国は昨年(2015)12月28日に従軍慰安婦問題の解決において合意した後、2016年1月の北朝鮮による4回目の核実験を契機に安保問題でも協力できることを広げていこうとしている。9月7日の日韓首脳会談では、日韓軍事情報保護協定(GSOMIA、両国の軍事情報を提供し会う際に、第三者への漏洩を防ぐための協定)締結を議論し、締結に向けてスピードが増すものと思われる。

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