北朝鮮、「核先制打撃を仕掛ける」と警告 米韓合同軍事演習に対して反発
[ソウル 22日 ロイター] - 米軍と韓国軍が22日、朝鮮半島で定例の合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」を開始した。北朝鮮は反発し、「核先制打撃」を仕掛けると警告している。
先週、ロンドンに駐在する北朝鮮大使館のナンバー2に当たる公使が家族とともに韓国に亡命したこともあり、南北間の緊張がさらに高まる中での演習開始となった。
今回の合同演習は米軍から約2万5000人が参加し9月2日まで行われる。米韓連合軍司令部は、国連軍司令部軍事休戦委員会を通じて北朝鮮軍に、演習が「挑発を目的としたものではない」旨を通知した。
しかし北朝鮮は演習が侵略の準備を目的としたものだと反発し、「核先制攻撃」を仕掛けると警告した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮軍の報道官は「第1次攻撃部隊が、演習に投入されたすべての敵に先制攻撃を加えられるように決戦態勢をとっている」と述べた。
北朝鮮は今年1月の4回目の核実験に続き、2月7日には事実上の長距離弾道ミサイルの発射実験を強行。国連はこれを受けて対北朝鮮への経済制裁を強化したが、その後も北朝鮮はミサイルの発射実験を重ね、国際社会からの孤立を深めている。
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