みずほFG、JALの上値はあるのか? 破綻したJALの損を取り返し3年越しリベンジ

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経営破綻により法人税がかかっていないという特殊事情はあっても割安!(撮影:尾形文繁)
日経平均株価は15~16日のG20への警戒感からいったん売られたが、週明けの18日は安倍晋三首相の「外債買い入れ検討」の発言などもあり、再び大幅に反発。さて、カリスマ投資家の内田衛氏は、この間、どんな取引をしていたのか。ひとことでいえば、ついに「3年越しのリベンジ」を成し遂げていたのだった!

JALが増額修正!

【2月4日(月)】日経平均株価は、69円高の1万1260円で5日続伸。15時、日本航空(9201)が業績上方修正と配当予想の修正を発表した。通期予想は1株当たり当期純利益898円で、期末配当については、連結当期純利益の15%程度から20%程度へと変更し、1株当たり180円を予定。本日終値は3815円の45円高。今日の終値で計算すると配当利回りは4.7%になる。PER(株価収益率)はなんと4.2倍。経営破綻により法人税がかかっていないという特殊事情はあっても割安ではないか。

仮に法人税4割がかかったとすると、1株当たり当期純利益は538円でPERは約7倍、1株当たり配当は約108円で配当利回りは2・8%に加え、今3月期末から年2回(3月・9月)株主優待ももらえる。私は、昨年の9月の公募に申し込み(6社の大手証券会社に各500株、計3000株)1800株を公募価格3790円で購入している。

やった!日経平均下げの中、JALは逆行高

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【2月5日(火)】スペイン、イタリアの政局不安とスペイン国債金利上昇でNYダウは129ドル安の1万3880ドル、NASDAQも47ポイント安の3131ポイントだが、フランスCAC40は113ポイント安の3659ポイント、ドイツDAXも195ポイント安の7638ポイントと欧州の下げがきつい。

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