狙うならトヨタより野村HDやみずほFG 日経平均の次のメドは1万1408円
2013年の日経平均株価は、昨年末比292円93銭高と大幅上昇で幕を開けた。昨年秋から続く上昇基調はどこまで続くのか、DZHフィナンシャルリサーチの日本株情報マネージャー、東野幸利氏に聞いた。
――足元の動きをどう見るか。
大発会の1月4日終値の1万0688円11銭は、東日本大震災が発生する前の11年3月10日終値1万0434円38銭を上回り、株式市場においては大震災を乗り越えたことを意味する。
昨年秋からずいぶんと上昇してきたので、もう少し前で調整があってもおかくしくはないと考えていた。だが、いまの基調は相当に強いと見るべきだ。
次の上値メドはリーマンショック後の戻り高値で、10年4月につけた1万1408円となる。すでにトヨタ自動車の株価は、1月4日の大発会で4260円の高値をつけた。
これはリーマンショック後の戻り高値である09年8月の4190円、10年1月の4235円を上回る水準だ。こうした日本株を象徴するような大型株が先行して買い戻されるのは、典型的な金融相場の動き。今後はそのほかの銘柄もトヨタに追随し、全体で底上げしていくイメージを想定している。
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