米ホテル首位、東京駅より品川を選ぶ マリオットが森トラストと組むワケ
マリオット氏は「家族的なカルチャーを重視する文化を持つ当社と、森トラストが組んで新しいホテルを開業するのが楽しみ」と意気込みを語った。
60億~70億円かけ御殿山を大改修
森トラストのホテル事業の中核である森観光トラストはこの1月、会社設立40周年を機に森トラスト・ホテルズ&リゾーツに社名変更。伊達氏は「現在は当社の第4ステージ」と位置づける。
これまでの3つのステージでは、(1)法人会員組織「ラフォーレ倶楽部」の創設、(2)万平ホテルやリーガロイヤルホテル等との提携、(3)シャングリ・ラ・ホテル東京など国際ブランドの誘致を進めてきた。そして第4ステージでは、既存ホテルのリノベーション(改修)や新規ホテルの開発を積極化し、「マリオットの誘致が大きな柱となる」(伊達氏)。
ラフォーレ東京は1990年開業で客室数248室。森トラスト側は、「東京マリオットホテル」への改装だけでなく、老朽化した賃貸マンションなど御殿山ガーデン全体のリノベーションに60億~70億円を投資する予定だ。
ホテルのメインエントランス前のスペースに天井高20メートル、広さ600平方メートルのアトリウムを設置。客室はもともと平均38平方メートルと当時の日本では広めに作ってあるので客室数は変えないが、よりモダンなイメージに改装する。
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